相場・敷金返還率・よくあるトラブルと対策
4.2万円
平均家賃
3.8万円
平均退去費用
52%
敷金返還率
22万戸
賃貸住宅数
4.5年
平均居住年数
熊本県の賃貸市場は熊本市中心ですが、TSMC進出で菊陽町周辺が急成長しています。平均家賃は約4.2万円で、熊本市中央区で5〜6万円、菊陽町周辺で4〜5万円が相場です。TSMC関連の転勤者・外国人技術者の需要で一部エリアの家賃が上昇しています。
熊本県の退去費用は平均3.8万円です。熊本地震後に建て替えられた物件は設備が新しいですが、減価計算は同様に適用されます。TSMC進出エリアでは短期転勤者の退去が増加しており、退去精算のルーティン化が進んでいます。
熊本県は温暖な気候ですが、2016年の熊本地震では甚大な被害が発生しました。地震による建物損傷(ひび割れ・傾き・液状化)は自然災害であり退去費用に含められません。地震後に建て替え・補修された物件が多く、耐震性は向上しています。夏季は高温多湿で、阿蘇山麓は標高差による寒暖差が大きく結露リスクがあります。
熊本県は敷金1ヶ月・礼金0〜1ヶ月が一般的です。熊本市に物件の約6割が集中し、熊本大学周辺に学生向け物件が豊富です。熊本地震後の復興需要で一時的に賃貸需要が急増しましたが、現在は落ち着いています。TSMC(台湾半導体大手)の菊陽町進出で周辺の賃貸需要が急増中です。
物件の間取り・タイプによって退去費用の目安は異なります。熊本県の物件タイプ別の注意点と対策を確認しましょう。
POINT: 退去前にキッチン・浴室を重点的に清掃するだけで、1〜2万円の減額が見込めます。
POINT: 各部屋の入居時の状態を写真で記録しておくことが最も効果的な対策です。
POINT: ファミリー物件では居住年数が長いほど減価計算で有利になります。6年以上居住なら壁紙の残存価値は1円です。
退去のタイミングによって、退去費用や手続きの注意点は異なります。熊本県で退去を検討中の方は、時期に応じた対策を確認しましょう。
引越しシーズンの退去費用
湿度とカビの退去費用リスク
閑散期の退去メリット
2016年の地震で損傷を受けた後に補修された物件で、補修が不十分な部分を退去時に借主負担とするケースがあります。地震による損傷は貸主の責任範囲です。
菊陽町周辺は家賃が急上昇していますが、退去費用は実際の損傷に基づくべきであり、家賃上昇だけでは退去費用の上昇理由にはなりません。
TSMC関連の外国人技術者の退去で言語の壁によるトラブルが発生しています。国交省ガイドラインは国籍に関係なく適用されます。
熊本地震後の物件は入居時に補修箇所の状態を確認・撮影しましょう。退去時に「地震後の補修が不十分だった部分」を借主負担にされないようにする証拠になります。
TSMC関連企業は退去費用の補助制度がある場合があります。人事部門に確認しましょう。
退去費用に疑問がある場合は熊本県消費生活センター(096-383-0999)に相談できます。
熊本県消費生活センター
096-383-0999
平日9:00-17:00
熊本県の退去費用の平均は約3.8万円です。熊本市のワンルーム・1Kで3〜5万円、2LDKで4〜7万円が目安です。TSMC進出エリアはやや高めの傾向です。
いいえ、地震による建物損傷は自然災害であり退去費用に含められません。2016年の熊本地震以降の余震による損傷も同様です。
退去費用は実際の損傷に基づいて算出されるため、家賃上昇だけでは退去費用の上昇理由にはなりません。ただし新築物件の設備単価は高めのため、クリーニング費用等はやや高くなる可能性があります。
まず請求書の内訳を確認し、国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」と照らし合わせましょう。通常使用による経年劣化(壁紙の日焼け、フローリングの自然な擦り傷など)は貸主負担が原則です。納得できない場合は、①管理会社へ書面で根拠の説明を求める、②消費者ホットライン(188)に相談する、③少額訴訟を検討する、の順で対応するのが効果的です。
退去立会いでは、①事前に部屋全体を写真・動画で記録しておく(日付入り)、②入居時の写真がある場合は持参する、③口頭での確認だけでなく書面にサインを求められた場合は内容を慎重に確認する、④その場で精算書にサインしない(「持ち帰って検討します」と伝える)、⑤立会い担当者の名前と連絡先を確認する、の5点が重要です。
敷金は本来、家賃滞納や借主の故意・過失による損傷の修繕費に充てるための預り金です。通常使用による経年劣化の修繕費を敷金から差し引くことはガイドライン上認められていません。熊本県の平均的な物件では、適正に精算すれば敷金の50〜80%程度が返還されるのが一般的です。ただし、ペット飼育や喫煙による汚損がある場合は借主負担分が増えます。
退去費用が高額になりやすいのは、①喫煙によるヤニ汚れ(壁紙全面張替え)、②ペットによる傷・臭い、③水回り(キッチン・浴室)の放置した汚れ、④無断で取り付けた設備の撤去、⑤鍵の紛失による全シリンダー交換の5パターンです。逆に、経年劣化による壁紙の日焼けや、画鋲穴、家具の設置跡などは通常損耗として貸主負担です。
国土交通省ガイドラインでは、通常のハウスクリーニング費用は貸主負担が原則です。ただし、賃貸借契約の特約で「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担」と明記されている場合は有効となるケースが多いです(最高裁平成17年12月16日判決の基準による)。特約の有効要件は、①金額の明示、②借主の理解と合意、③客観的・合理的な理由の3つです。
3〜4月は不動産業界の繁忙期で、退去立会いや精算処理が混雑します。①退去通知は早め(2ヶ月前を推奨)に出す、②立会い日は平日を選ぶと管理会社側も丁寧に対応しやすい、③引越し業者も繁忙期で高額になるため早めに予約する、④退去後の鍵返却方法を事前に確認しておく、の4点に注意しましょう。繁忙期は精算が遅れがちなので、期限を書面で確認しておくと安心です。
入居時から備え付けの設備(エアコン・給湯器・コンロなど)の故障は、経年劣化であれば貸主負担です。耐用年数を超えた設備の交換費用を退去時に請求された場合は、減価償却済みであることを主張できます。エアコンの耐用年数は6年、給湯器は10年が目安です。ただし、借主の使い方が原因の故障(清掃を怠ったことによるカビなど)は借主負担になる場合があります。
本ページの情報は、以下の公的機関が公表する資料・ガイドラインに基づいています。
クロス(壁紙)張替え
800〜1,500円/㎡
ハウスクリーニング
20,000〜70,000円/戸
鍵交換
10,000〜25,000円/箇所
フローリング補修・張替え
8,000〜30,000円/箇所
クッションフロア張替え
2,000〜4,500円/㎡
カーペット張替え
3,000〜6,000円/㎡
畳表替え・交換
4,000〜8,000円/枚
襖・障子張替え
3,000〜6,000円/枚
エアコン清掃
8,000〜15,000円/台
キッチン清掃
15,000〜25,000円/式
浴室清掃
12,000〜20,000円/式
トイレ清掃
8,000〜15,000円/式
換気扇清掃
8,000〜15,000円/台
窓・サッシ清掃
5,000〜10,000円/箇所